エステやスパなどで取り入れられている岩盤浴、ヤセるヤセるとは言われているけれど、どういうメカニズムでヤセるのか、意外と知らなかったりしませんか?
岩盤浴と言うと、暑い、たくさん汗をかくからヤセそうだ、くらいに思っている人が多いです。
でも違うんですよ、汗をかくからヤセるんじゃありません!
岩盤浴をしていると確かに汗をかきますが、これで体重が減ったとしても、体内の水分が減っただけです。水を飲んだらすぐに戻ってしまいます。こんなのをヤセたなんて言いませんよね?
サウナに長時間入ったり、暑い部屋で体にビニールを巻いたりして、汗をかいてダイエットしようとする人がいますが、これも、仮に体重が減ったとしても水分が減ったにすぎないのです。後でお茶を飲んだらすぐ元に戻ります。
岩盤浴でヤセる理由は、別のところに理由があるのです。
その理由とは、「燃焼」「排出」の2つです。
それぞれを見ていきましょう。
★燃焼
岩盤浴を行うと、体が温まります。
すると血流が改善され、新陳代謝の働きが活発になります。
食べた物や蓄積された脂肪がエネルギーに変化して燃焼されます。
その燃焼によって体が温まり、さらに別の脂肪が燃焼、という燃焼サイクルが出来上がるのです。
図にすると、
岩盤浴をする
↓
体が温められて血流改善
↓
脂肪燃焼
↓
その燃焼パワーで他の部分の脂肪も燃焼(高代謝が維持される)
↓
どんどんヤセる
という感じです。
★排出
岩盤浴で体内の有害金属を排出できます。
有害金属がついた脂肪は燃えにくいので、まず有害金属を排出させないといけません。
有害金属は、ふつうトイレと汗で体外に排出されます。トイレで95%、汗で3%排出されます。汗による排出はごくわずかです。
岩盤浴をすると、体が活性化され、腎臓の働きがよくなります。
だからトイレで有害金属を排出しやすくなります。
有害金属を排出すれば、脂肪は燃焼しやすくなるので、岩盤浴の新陳代謝アップ効果でどんどん燃焼させればいいわけです!
燃焼と排出がセットで実現できるから、岩盤浴はヤセやすいのです。
しかも、温かくてリラックスした状態で寝転んでいればいいだけなので、面倒くさがりの人でもチャレンジしやすいです。
岩盤浴の効果を一番高く発揮できるペースは、週2~3回です。
毎日やると、逆に刺激が強すぎで、体に負担がかかってしまうので要注意。週2~3回でも充分な効果があります。
たくさん通いたい人は、1回の入浴時間を短くして、1週間トータルの時間を調整するようにしましょう。
反対に、週2~3回のペースを維持するのが難しい人は、自宅で半身浴をして、「汗をかきやすい状態」をキープしておくようにします。
高燃焼サイクルの速度を緩めないようにしておくのです。
燃焼・排出は岩盤浴だけと決めつけずに、他の燃焼・排出をしやすくなる運動やエクササイズを組み合わせるのもいいですね。
有酸素運動で脂肪が燃えやすく、美肌にもなるウォーキング、血流改善を促し、脂肪を柔らかくできるマッサージなどがオススメです。